< ま行 >


奉家(まつりけ)

白巳女帝の母方の系譜にあたる、上都貴族の一つ。階級としては中の上クラスであったが、右大臣派の代表格であり、そのため武士十家との繋がりも他の貴族と比べて非常に強く、関係も良好である。血族から今上帝が現れたため、現在の『昇陽』においては最も大きな発言力を得ているはずだが、円家の存在もあり、施政においては未だに多くを八佗に頼っている。

都(みやこ)

封印′繧ノおける『央都』の名称。もはや元の『昇陽』に戻ることはないと判断した人々は、いつしか『央都』ではなくただの『都』とこの地を呼ぶようになった。

未来視(みらいし)

直感力の進化系。『昇陽』の帝の直系が持つ特殊能力(正確には起動式の一種)で、不可視の未来≠ニいう真理に介入し、遠い先の未来を見通すことが出来る能力。しかし、代を重ねるにつれ力は弱まり、白巳女帝の頃には僅かに先の未来をごく稀に見ることしかできなくなっている。

モチ(もち)

久暁の屋敷に居候しているデブ猫。身体の大半が白い毛に覆われ、耳の先だけが茶色と黒。その外見がまるで焼餅のようなのでこの名がついた。三毛猫なので一応メス。久暁が少食なのを良い事に、そのおこぼれを御馳走になっている。それが隙あらば飯を盗むまでになったが、久暁は毒見させているも同然だからと、礼として好きにさせているらしい。一度燥一郎が作った飯を盗み食いして死にかけ、以来彼と彼の作る飯を目の敵にしており、屋敷に近づこうものならば猛攻撃を仕掛けようとする。



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