【 第二章 白夜の主 】


     <幕間>――生き残りし者達。雪上の戯れは、死闘が訪れるまでのわずかな気休め。

第16回 <昇陽>――見知らぬ光景。目覚めた現実は、彼が誘う新たなる苦痛か。

第17回 <再起の灯>――際限なき自責の念。懺悔の時は、いずれ辿るべき指針を照らす。

第18回 <遭遇>――安らぎと往く旅路。鋼の悪鬼の跳梁は、真なる脅威を呼び寄せる。

第19回 <消えぬ面影>――因果の集う場所。呼び寄せられし者達は、何時かの影と再会する。

第20回 <偽り>――神器が語る真実。昔在りし時間は、今の為の虚構か。

第21回 <災厄の導き手>――違える思惑。現れた最悪は、嘆く暇も与えはしない。

第22回 <誰が為に>――揺るぎ無き意志。巡り会った因縁は、固い絆と誓いを結ぶ。

第23回 <鬼の王>――所有と破壊への渇望。捕えられし者は、欲望に満ちた地獄を垣間見る。

第24回 <疑惑の浄玻璃>――反転する虚像。映し出されたのは、希望に届かぬ深謀か。

第25回 <業負いし左腕>――襲いかかる血刃。鬼が鍛えし武器は、癒えぬ業をも生み出す。

第26回 <武士八家>――守護者達の不和。義と疑が交錯する会合は、いつか来るべき変調を促す。

第27回 <真昼の月下>――幾重にも張り巡らされし意図。蘇る記憶は、少女達を悪夢の舞台へと誘う。

第28回 <白き闇>――霧の中に潜む魔手。真実を求める者達は、悪鬼の跳梁を止められるのか。

第29回 <真の願い>――退くも進むも地獄。惑える剣戟の果て、抗いし者は真の心を知る。

第30回 <死の抱擁>(前編)(後編)――見出した決意と狂気。悪意なき盲信の愛憎は、深き眠りと大禍を呼ぶ。




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